今日は、大学生がゼロから始める資産形成についてお話しします。
大学生活は学びの時間であると同時に、将来の財務的安定を築くための重要な時期でもあります。
大学生のうちに資産形成について意識しておくと将来のお金の心配か著しく減少します。
ここでは、基本的な知識から具体的なアクションまで、資産形成のステップを紹介します。
今の時代は銀行預金だけでは損をする？！
多くの人は銀行にお金を預けるだけで安心と考えがちですが、実はそれだけでは将来損をする可能性があります。
なぜなら、現在の日本の銀行預金の利率は非常に低く、インフレ率に対抗できないからです。
【インフレ】とは、物価が上昇することでお金の価値が下がる現象です。
例えば、インフレ率が年2%で、銀行の預金利率が0.001%の場合、物価の上昇に対して預金の増加が追いつかず、実質的にお金の価値が減少してしまいます。
具体的には、100万円を預金しても1年後には100,001円にしかなりませんが、インフレの影響で実質的な価値は98万円程度に減少します。
このため、銀行預金だけで資産を守ることは難しいのです。
資産形成の基本を理解する
資産形成とは
資産形成とは、将来のために財産や資産を増やしていくプロセスです。
銀行口座の貯金から株式、投資信託、不動産まで、さまざまな形があります。
最初はミドルリスク・ミドルリターンの「投資信託」から始めることをオススメします。
なぜ資産形成が重要か
早い段階で資産形成を始めることで、複利効果を最大限に活用できます。
複利とは、利子が利子を生むことで資産が加速度的に増える現象です。
1. 目標設定と計画作り
具体的な目標を設定する
資産形成の第一歩は、明確な目標を設定することです。
例えば、「卒業までに50万円を貯める」や「5年後に初めての株式投資を始める」などです。
2. 基本的な金融知識を身につける
投資の基本を学ぶ
株式や投資信託の基本を理解することも重要です。
まずは本やウェブサイトで基本的な知識を学び、次に少額から実際に投資を始めてみましょう。
私は資産形成を知った際、お金や株式に関する本を5冊買い全て読みました。
5冊も読めば共通する内容が出てきます。
それが「貯蓄すること」と「貯まった資金は運用する」ということです。
資産を運用するとは、すなわち株や投資信託を保有することです。
3. 少額から始める積み立て投資
少額でも時間をかけて資産を増やす
少額の投資でも、時間をかけて続けることで大きな資産を築くことができます。
例えば、月1万円以下でも積み立て投資を続けることで、将来的には大きなリターンを期待できます。
投資信託のおすすめ
月1万円以下の積み立て投資には、投資信託が最適です。
特に、手数料が低く、リスク分散ができる全世界株式型の投資信託は、初心者にとって始めやすい選択肢です。
ドルコスト平均法の利点
ドルコスト平均法（DCA）は、定期的に一定額を投資する方法です。
これにより、市場の変動によるリスクを軽減し、購入価格を平均化できます。
市場が下落している時には多くの株を、上昇している時には少なく買うことができるため、リスクが小さくなります。
4.証券口座の開設：楽天証券とSBI証券
証券口座は様々ありますが、正直以下の2択に絞られます。
2者に大差は無く自分がどちらのサービスをよく使うかで決めて良いでしょう。
楽天証券
楽天経済圏をよく利用する人には楽天証券がおすすめです。
楽天カードでの投資信託購入や楽天ポイントを使った投資など、楽天ユーザーには非常に便利なサービスが多数あります。
また、楽天市場での買い物や楽天トラベルの利用でもポイントが貯まり、そのポイントを投資に回せるのも大きなメリットです。
SBI証券
一方、三井住友銀行に口座を持つ人にはSBI証券が最適です。
SBI証券は三井住友銀行との連携がスムーズで、振込手数料の無料化やスピーディな資金移動が可能です。
また、SBI証券は多様な金融商品を取り扱っており、手数料も比較的低いため、初心者から上級者まで幅広く利用されています。
5. リスク管理と分散投資
全世界株式の魅力
全世界株式型の投資信託は、世界中の企業に分散投資するため、特定の地域や国のリスクを低減できます。
歴史的に見ても、世界経済は長期的には成長し続けており、一時的な暴落があっても復活する可能性が高いです。
リスクの理解
投資にはリスクが伴います。
例えば、株式市場は変動が激しいため、一時的に価値が下がることもあります。
そのため、リスクを理解し、適切に管理することが重要です。
分散投資
一つの投資先に全ての資金を集中させるのではなく、複数の異なる投資先に分散させることでリスクを軽減します。
例えば、株式、債券、不動産などに分散投資することが考えられます。
6. 継続的な学びと改善
自己投資
金融知識は常に更新されるものです。
定期的に本を読んだり、セミナーに参加したりすることで、自分の知識をアップデートしましょう。
まとめ
大学生のうちから資産形成を始めることは、将来の財務的な安定に繋がります。
少額でも、長期間にわたって積み立て投資を続けることで、時間の経過とともに大きな資産を築くことができます。
銀行預金だけではインフレに対応できないため、投資を通じて資産を増やすことが重要です。
基本的な知識を身につけ、計画を立て、リスクを管理しながら、継続的に学び続けることが大切です。
最初は少しずつでも、一歩一歩着実に進んでいきましょう。
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