【元レポート評価者が解説】最速で実験レポートを書く方法(理解向上編)

実験レポートの書き方
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理系大学生は毎週実験、レポート提出のループに悩まされていると思います。

最速でレポートを仕上げる方法については下記でもまとめてあります。

全部で3編ありますのでご確認ください。

今回は「理解力向上編」です。


↓第一弾

↓文章力向上編

今回は実験レポートの採点の経験もある私が最速で仕上げるレポートの書き方や添削者が見ているポイントについて解説します。

こんな人におすすめ

最速でレポートを仕上げたい人

・レポートの評価ポイントを知りたい人

最速で仕上げる方法

事前準備を行う

(背景、目的、原理、実験方法は事前に仕上げる)

当日以降は結果、考察、結論を書く

添削者が見ているポイント

事前準備を行う

学生実験のレポートの構成は下記になります。

【予習】は事前に終わらせて、

当日以降は「結果、考察、結論」に注力することで効率的にレポートを仕上げることができます。

  • 【予習】背景・・・(実験を行う理由や、その実験を行うまでの経緯)

  • 【予習】原理・・・(実験の基本原理、反応の原理など)

  • 【予習】目的・・・(その実験から得られること)

  • 【予習】実験方法・・・(実験手法や使用器具)

  • 【当日】実験結果・・・(実験から得られたデータ)

  • 【当日】考察・・・(得られたデータから分かること)

  • 【当日】結論・・・(結果のまとめ、実験から得られたこと)

背景、目的、実験方法の記入はコピペ

学生実験の場合、「背景、目的、実験方法」は実験の冊子のコピペ構わない場合が多いです。

注意点は実験冊子は語尾が「現在系」で書かれているので実験レポートでは「過去形」に直しましょう

また、予め学期ごとに実験冊子が配布されている場合は、事前に「背景、目的、実験方法」の欄を完成させてしまいましょう。

ただし内容は理解しておく必要があります。理解しておくと結果的にレポートを仕上げる速度が上がります。

実験を行った週は「結果、考察、結論」のみを書けば良いです。

まとめると

・「背景、目的、実験方法」は冊子をコピペする

・事前に「背景、目的、実験方法」を終わらせる

・実験の週には「結果、考察、結論」を作成する

原理や使用する試薬、器具について調べる

学生実験の場合では、副手の方が予備実験を行っているため手順を守れば必ず成功します

もっと言うと未知の実験ではなく、既知の実験をしているため、実験を行う前から結果は想定できます

ポイントとして下記を押さえておくとスムーズにレポート作成が進むでしょう。

・使用する試薬や器具、材料の構造や特徴について調べておく

・反応する仕組みについて調べる

例えば

材料Aは「水には溶けない、試薬Bとの反応でよく用いられる」など材料Aについての特徴を調べておきます。

学生実験では王道的な方法で実験が進められる為、材料の特徴を理解しておけば実験もスムーズに進み、結果的に最速でレポートを終わらせることができます


結果、考察、結論に注力する

「結果、考察、結論」の作成ではそれぞれに何を書くのか理解していれば簡単に書けます。

一言でまとめると下記になります。

  • 実験結果・・(実験から得られたデータ)
  • 考察・・・・(得られたデータから分かること)
  • 結論・・・・(結果のまとめ・実験から得られたこと)

注意点は「結果」と「考察」を混同しないようにしましょう。

各項目の詳しい書き方やグラフの作成方法こちら↓にも記載していますので是非ご覧下さい。

添削者が見ているポイント

添削者が見ているポイントはまとめると下記になります。

・「背景、目的、実験方法」は流し読み

・体裁が整っているか

(文章の書き方やレポート構成が整っているか)

・「結果、考察、結論」について正しい結果が出ているか

・「考察」は「結果」に基づいているか

「背景、目的、実験方法」は流し読み

添削者は1週間で数十人の学生のレポートを添削する為、「背景、目的、実験方法」は流し読み程度です。

確認するとしたら体裁が整っているか、誤字脱字がないか、です。

体裁が整っているか(文章の書き方やレポート構成が整っているか)

学生の中には稀に「背景」を書かない人や「実験方法」が適当になっている人がいます。

実験方法は冊子の手順通りに行ったはずなのに、レポートには省略して書く人がいるので注意しましょう。

そのような人は大きな減点になるため、結果が正しくても減点します。

他にも誤字脱字や、文章の書き方がおかしい人がいます。

レポート採点をしていると結果の前に「文章の書き方」で減点されてしまう人がほとんどです。

例えば、「てにをは」の使い方がおかしい人主語と述語が対応していない人です

詳しくは別で解説しますが、例は下記の通りです。

「てにをは」の誤った例

・○○と××を反応させると反応速度低下した。(は→が)

主語と述語が対応していない例

・試薬Aと試薬Bを反応させて、生成物が得られた(得られたは述語で、主語と対応しない)

→試薬Aと試薬Bを反応させるとCが生成された

「結果、考察、結論」について正しい結果が出ているか

前述の通り、学生実験では既知の実験を行う為、結果は決まっています。

レポート評価は正しい結果を出せているか、結果に基づいた考察ができているレポートを高く評価します。

実験が失敗したとしても、失敗の原因を考察したり、他の班からデータを借りてレポートを書けていれば大きく減点される事はありません。

つまり、下記3点を満たしているレポートは高い評価を得られます。

・体裁が整っている

・正しい文章で書けている

・結果、考察が混同せずに正しく記載できている

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