【実例付きで紹介】見るだけ簡単、ポスター発表のレイアウト4選

卒論・修論・学会の資料作成
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学会や卒論発表ではポスター発表という発表形式があります。

ポスター発表は自分の研究をA0やA1サイズに印刷したポスター1枚に詰め込み、発表します。

私は在学中に7つの学会へ参加して6回ポスター賞を受賞しています。

そんな私が、実例を元に、知っているだけでポスターの作成が簡単になるレイアウトの型を4つ紹介します。

ポスターのレイアウト4選


よく見るレイアウト「I型」

まず、一番よく見る「I型レイアウト」です。

7~8割の型が最初にこのレイアウトで作成しています。


「I型レイアウト」のメリット

・直感的に分かりやすい

・上から下に見れば良いので視線の移動が少ない

「I型レイアウト」のデメリット

・文字や画像を端から端まで使用しなければならない。

・文字の改行がしにくい

・画像の配置が難しい

個人的にこのレイアウトは推奨しません。

理由は、スライドの端から端まで文字を一文で改行無く敷き詰めるのは難しいからです。

また、使用する画像の配置も難しく、余計な空白が目立ちます。

下のポスターは私が過去に作成した良くないポスター例です。

ポスターの中央右に余計な空白ができてることや、グラフが横長過ぎる点、

文字が改行無く敷き詰められているので見にくいポスターになっています。

また、文字が改行無く敷き詰められると文字が多いポスターになりがちで新聞のようなポスターになってしまうので「I型レイアウト」はあまりおすすめしません。

作成しやすい「Z型レイアウト」

「Z型レイアウト」のメリットデメリットは下記の通りです。

「Z型レイアウト」のメリット

・見た目が整ったレイアウトになる

・文字と画像のバランスが調整しやすい

「Z型レイアウト」のデメリット

・視線の移動が多い

・次の項目が分かりにくい

・1項目当たりに載せられる内容が少ない

「Z型レイアウト」は広告などにも利用されている配置で、人間の視線移動を心理的に考慮した見やすいレイアウトになります。

仕切りの中で文字と画像のバランスを調整すれば良いので、

簡単」「きれい」「分かりやすい」ポスターが作成できます。


しかし、聞き手からすると視線の移動が多いことや、次にどこを見たら良いのか分かりにくいのがデメリットです。

また、仕切りの大きさは限られている為、ポスターに載せる内容も絞らなければなりません。


「逆N型レイアウト」


「逆N型レイアウト」のメリットデメリットは下記の通りです。

「逆N型レイアウト」のメリット

・見た目が整ったレイアウトになる

・文字と画像のバランスが調整しやすい

・「Z型」より視線移動が少ない

「逆Nレイアウト」のデメリット

・1項目当たりに載せられる内容が少ない


「Z型レイアウト」とほとんど同じですが、「逆N型レイアウト」の方は視線の移動は減ります。

他のメリットデメリットは「Z型レイアウト」と同じになるので、好みで選びましょう。


しかし、個人的にはもっと良いレイアウトがあります


IZN複合型レイアウト

最終的に私がたどり着いたのが「IZN複合型レイアウト」です。

個人的にはこの複合型が最強だと思っています。

そのメリットとデメリットは下記の通りです。


「複合型レイアウト」のメリット

・レイアウトや作成のしやすさはそのまま維持

・視線の移動も少ない

聞き手に合わせて説明順を変えることができる


「複合レイアウト」のデメリット

・発表方法にコツがいる

聞き手に合わせて説明順を変えられるメリットについて解説します。


例えば、下記のように配置したとします。

聞き手の理解度や忙しさに合わせて説明するルートをその場で選択します。

左ルート・・・自身の研究分野に疎い人に向けて説明する

右ルート・・・自身の研究への知識がある人に向けて説明する

右の画像・・・研究への知見もあり、忙しい人向けに説明する

このように、視線の移動を最小限にしつつ、

聞き手の理解に合わせて説明できることや、

時間が無い人には短縮バージョンで説明できます。

私の最後に作成したポスターがこれ↓になります


詳しい発表方法や作成方法は下記リンクにて解説しています。

↓あわせてご覧下さい。


まとめ

今回はポスターレイアウト4種について解説しました。

・よく見る「I型レイアウト」・・・

・作成しやすい「Z型レイアウト」・・・

・視線移動を減らした「逆N型レイアウト」・・・

・最もおすすめ「IZN複合型レイアウト」・・・

上記の例を参考にしてポスター作成に取り組みましょう。

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