今回は学会ポスター発表の流れと発表方法について解説します。
ポスターの作成方法についてはこちら↓をご確認ください。
↓ポスタースライド設定方法
↓ポスターの作成方法
私は在学中に7つの学会へ参加して6回ポスター賞を受賞しています。
その中のポスターの1つはこちらになります。
※(ぼかし加工済みです)
ポスター発表の流れ
学会のポスター発表は上記のポスター例をA0やA1で印刷してホワイトボードに貼り付けて発表します。
大きな会場にたくさんのポスターが貼られて、その前に立って決められた時間を発表する流れになります。
発表時間についてはポスターを学会へ提出すると発表番号が渡され、
偶数の人は14:00~15:00、奇数の人は15:00~16:00のように振り分けられます。(大体1時間程度)
自分の担当時間はポスターの前に立ち、来た人に向けて発表を行う、来なければ立っているだけになります。
口頭発表に比べると緊張もしにくい発表方法になります。
発表方法のコツ
発表にはコツがあり、その方法で私は6回ポスター賞を取りました。
ポイントはこれだけです。
①説明内容を30秒バージョンと3分バージョンに分ける
30秒バージョン「背景」→「コンセプト」→「方法」→「結論」
3分バージョン「説明し切れていない方法」→「結果」→「結論」
説明内容を30秒バージョンと3分バージョンに分ける
多くの人がポスター発表になると背景から結論まで長々と5分以上かけて説明してきます。
聞き手にとっては一方的に説明されて長く、辛く、全く理解できません。
全文読む方法は最も悪い発表です。
そこで説明内容を30秒バージョンと3分バージョンに分けることをオススメします。
というより必須です。
30秒と3分で説明を分けるにはポスターレイアウトも工夫する必要があります。
↓こちらの記事でレイアウトの作成方法を載せていますので参考にしてください。
30秒で説明する方法
30秒バージョンでは「背景」→「コンセプト」→「方法」→「結論」を説明します。
本当に最低限の事を30秒に詰め込んで説明します。
イメージはこちらになります。
30秒で説明するなんて無理!と思うかも知れませんが、
解決方法は「30秒で説明する為の画像を選ぶ」ことです。
どうすれば30秒に詰め込めるのか考え、必要な画像を挿入する。
これを考えるのがポスター発表で最も重要な内容になります。
そして30秒説明後にこの一言を添えれば完璧です。
「もしお時間がよろしければ、詳細に説明してもよろしいでしょうか?」です。
これに対する反応としては3つあり、「大丈夫」と去って行く人、「お願いします」と言う人、質問してくる人です。
どのパターンでも最高率で自分の説明を効率よく行えるのでスムーズに発表を進行できます。
3分で説明する方法
3分で説明する時は、30秒で説明した後に詳細説明を求められた場合やその業界に詳しい方が聞きに来たときです。
3分バージョンでは「説明し切れていないコンセプト」→「説明し切れていない方法」→「結果」→「結論」を説明します。
ここでも忘れてはいけないのは長々と説明しないことです。
長くなってしまう場合は「ここまででご不明な点はございませんか?」などと聞いてみましょう。
ポスター発表は口頭発表と違い、相手と対話しながら進められることが最大の利点です。
一度相手に話すターンを譲り、その対応を受けて自分の説明するポイントを絞って話すこと。
これが重要で、受賞の秘訣になります。
実はこの方法は就活の面接にも応用が利くのでまた解説します。
ここまででポスター発表について解説しました。
関連内容を参考にしてポスター作成に取り組んでください。
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