今回は私の初めての学会発表についてとりあげます。
今でも覚えていますが口から胃が出るほど緊張したことを覚えています。
発表概要
私の学会デビューは大学4年生の夏に東北の大学で行われた学会でした。
当時は大学4年の4月から研究室に配属されたので4か月の成果しか出ていませんが、「学会というものを体験してみよ」と教授に言われたため仕方なく参加しました。
今思えば、学会発表を通してポスターの作り方や口頭発表の練習にもなるので、なるべく早く学会に参加させたかったのでしょう。この経験は自分の大学院生活にも大きな影響を及ぼしたので結果的に早めのデビューは自分にとっても良い経験でした。
ポスター発表について
まず3日間ある学会のうち初日はポスター発表の時間でした。
私の研究室には先輩もいなかったため、前情報もなく、よくわからないままポスター発表に臨みました。
お試し発表ということもあり、近くには教授もいて補助もしてくれました。というより実戦形式の訓練のようなもので、一人さばき終わると横から教授が「今のだとここがだめだからこうしたほうが良い」みたいな修正が入る感じでした。結構きつかったです笑
口頭発表について
自分の中で一番重かったのがこの口頭発表です。
自分の順番は3日目の最後の方だったため学会の期間中は常に口頭発表を気にしていました。
本当に緊張していて、3日目はお昼を軽く済ませたらずっと大学のベンチで原稿とスライドを見ていました。
いざ発表の時間になると緊張はピークで発表している時の記憶はほぼありません。
というのも、やってはいけない原稿全文丸読みをしてしまったのです。初めの学会ならまだ仕方ないですが、終わってみた感想としては「音読を終えた」だけです。
当然よくわからない発表には質疑応答も盛り上がることもなく、普通に発表が終わりました。
質疑応答がない場合、自分の発表が抜けのない完璧な場合と逆に何も伝わっていない場合があります。
ほとんどの場合は後者で、自分も漏れなくそのパターンでした。
この経験以降、発表は全文暗記せずに前を向きレーザーポインタで示しつつ発表しようと決めました。
受賞について
口頭発表とは裏腹にポスター発表の方は発表テーマが斬新なのもあり受賞することができました。
しかし、内心では教授の補助ありだし口頭発表もボロボロだしあまり嬉しくは思いませんでした。
食品系の学会では受賞すると食品をもらえますがその量がとんでもなく多く肩を痛めながら帰宅したのを覚えています。
このデビュー戦を終えて
を身に付けて後の学会では1人でポスター発表を行い、受賞。口頭発表も原稿を見ずにレーザーポインタで示しながら発表をできるようになりました。
詳しい発表方法については上記リンクから飛べますのでぜひご覧ください。
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