今回は学会の口頭発表の発表方法について解説します。
スライド作成方法についてはこちらをご覧ください。
私は在学中に7つの学会へ参加し、口頭発表も何回も行ってきました。
その中で身に付けた発表のポイントを下記にまとめます。
スライド1枚につき30秒~1分程度話す
スライド作成編でも記載しましたが、スライド1枚につき1分以上話すのは厳禁です。
聞き手の興味や、同じスライドでずっと話していることは聞き手にとってもわかりにくい発表になります。
そのため、1スライド1テーマ1分以内の法則に従って作成しましょう。
よくある場合として、12分発表3分質疑応答の発表ではスライドは15~20枚程度用意します。
スライドが多すぎても画面の切り替わりが激しくなるため、1スライド1テーマ1分以内を意識しましょう
原稿は用意しても良いが、全文音読はNG
学会に限らず会社のプレゼンでも同様ですが、発表の時に原稿を全文音読するのはNGです。
説得力に欠けることはもちろんのこと、上級者の方は聴衆の反応を確認しながら発表内容を変えます。
原稿を見ながらでは聴衆の反応を確認できないため全文音読は止めましょう。
おすすめは原稿を作ってタイマーで測りながら発表練習を50回は行うことです。
そうするとこのスライドでは1分以上話してるから内容を分割しようとか、発表内容を暗記でき、スライドを見ただけで何を話すのか頭の中に出てきます。
また、レーザーポインタを使う場合では原稿を読んでいる場合ではないので原稿は暗記しましょう。
全文音読した私の「初めての学会の体験談」もよろしければご覧ください
自分が思っているよりもゆっくり話す
発表練習をするときには恥ずかしいかもしれませんが録音をすることもおすすめです。
それか誰かに発表を聞いてもらいましょう。
発表では緊張しているためあなたが思っているよりも早口になります。
難しい内容にも関わらず、早口では理解してもらえなくなります。
イメージとしてはお年寄りの方に語り掛けるぐらいのスピードで良いでしょう。
発表の原則として「ゆっくり話す・大きな声ではっきりと話す・正面を向く」を意識しましょう。
間に合わないときの対処法
発表時間がどうしても足りない場合もあると思います。間に合わせるために早口になりがちですが絶対にNGです。
そのような場合のみ、結論に文字を詰め込みましょう。
本来文字が多いスライドはNGですが、流れ的に結論の画面を映したまま発表を終えて質疑応答に移るため、実質的に発表時間を延長できます。
私は時間が足りないときには結論に文字を多くして発表を終わらせ、画面に映し続けることで実質的に延長していました。(リモート発表の場合特に有効)
スライドの作成方法はこちら
初めての学会の体験談はこちらをご覧ください。
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